和田園芸を訪問
(取材日:2020年3月16日)
プロフィール
トマトとキュウリのハウス栽培
インタビュー
--育てているトマトとキュウリの種類を教えてください。
和田 浩明さん(以下和田 ):現在、作っている品種はトマトが「麗容(れいよう)」、キュウリが「マジカル1号」です。生産のしやすさ、傷みにくさ、収穫の量などを考慮して選んでいます。
--出荷先やクライアントは?
和田:湘南藤沢地方卸売市場を通じて県内の量販店で販売されています。トマトは市場に出荷できないものは「しんわルネッサンス」の製造・販売するトマトジュースにしています。
--生産にあたってのこだわりや工夫にはどのようなことがありますか。
和田:毎年の天候の違いにより、トマト、キュウリの生育は違います。生育にあわせて水やりや整枝の仕方を変えています。また、土づくりにも力を入れ、肥料のやり過ぎにも注意をしています。
--おいしいトマト・キュウリの見分け方を教えてください。
和田:トマトは上から見て偏りが無く、丸く均一に育っているもの、キュウリはツヤがあってトゲがしっかりしているものがおすすめです。
--トマト・キュウリのおいしい食べ方を教えてください。
和田:果菜類は生で食べられるのが特徴なので、両方とも丸かじりして、そのものの味を味わってもらいたいです。キュウリは刻んでポン酢などに軽く漬けるのもおいしいです。
--嬉しかったことや大変だったことは何でしょうか。
和田:ほとんど大変なことばかりです。特に最近は温暖化の影響なのか、毎年作りづらくなっています。この冬は日照不足でトマトの花が少なくなりました。トマトはバランスの作物なので、少ない果実は、形が悪くても残しておかなければなりません。その分、秀品率は落ちてしまいます。なかなか思い通りになりませんが、その分作物が答えてくれると、苦労した甲斐があったかなと思います。
--参加しているイベントや活動はありますか。
和田:各種立毛共進会や持寄品評会、地元JAのふれあいまつりでの野菜の販売、宇都母知神社の収穫祭や小出川の彼岸花などの地元のイベントでのキュウリの販売などです。
--消費者(市民)に伝えたいことをお願いします。
和田:なかなかどこで売っているとは言えないのですが、確実に、藤沢で生産されている野菜は新鮮でおいしいです。
取材を終えて